負荷特性試験
段階的に負荷を上げ、
100%まで発電できるかを確認
定格全負荷(発電量の100%)に対し、負荷容量25%まで上昇し状態確認、負荷容量50%、75%、100%まで同じ作業を行います。状態確認は各段階の周波数、電圧、油圧、水温などの状態を確認します。負荷の変動に合わせて適切に発電されているか、正しく負荷に追従できているかを確認します。
連続運転試験
定格100%で一定時間運転し
性能を確認
定格全負荷(発電量の100%)の状態で、非常用発電機の温度が飽和状態になる時間を含め、3時間程度連続運転を行います。
周波数、電圧の状態、油圧、水温などの状態、排気色、異常振動の有無などを確認し、正常に作動するかを確認します。連続運転試験を実施中、堆積した未燃焼燃料やカーボンの除去も行えます。
調速試験
急激な発電量の変動に
対応できるか確認
瞬時の負荷変動に応じて調速機性能を確認する試験です。瞬時に負荷変動すると、周波数(=エンジンの回転数)が一時的に低下しますが、調速機が反応し適正な回転数に戻し維持することを確認します。試験は、定格全負荷に対し、負荷容量25%を瞬時に投入し電圧、周波数の変動値及び整定までの時間を測定。この作業を50%、75%、100%まで行い確認します。ポンプやモーターなどの始動時にかかる「突入電流」に対応できるかを確認する重要な試験項目です。